免許取得1年以内に違反したら?初心運転者講習の流れを解説

  • 公開日:2026/3/25
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免許を取ってまだ1年たっていない時期に違反や事故で点数がつくと、「初心運転者講習って何?」「いきなり再試験になるの?」と一気に不安になりますよね。制度の説明は警察公式にもありますが、講習・再試験・取消の流れが別々に書かれていることも多く、自分が今どの段階なのか分かりにくいのが実際のところです。

  • 初心運転者講習が何点から対象になるのかが分かります
  • 通知が来たあとに何を確認すべきか、順番で分かります
  • 講習を受けない場合の再試験・取消までの流れを整理できます

こんな方におすすめです

  • 普通免許を取って1年以内で、違反後の流れが不安な方
  • 「1回3点でも講習なの?」と基準が分からず困っている方
  • 家族の代わりに通知・期限・再試験の仕組みを確認したい方

本記事では、初心運転者講習・再試験・取消までの流れを、普通免許を中心にやさしく整理して解説します。(専門知識は不要です!)

注:本記事は全国共通ルールを中心に解説しています。講習手数料、会場、予約方法、通知の細かな運用は都道府県ごとに異なる場合があるため、実際の通知書や各都道府県警の案内も必ず確認してください。


⚠️ 先に押さえたいポイント

初心運転者講習は、通常の違反点数制度とは別に動く制度です。「1回3点ならすぐ講習」とは限らない一方で、「免停の話が来ていないから大丈夫」とも言えません。まずは違反点数、免許取得日、通知の有無を確認しましょう。

まずは初心運転者講習の対象かどうかを確認しましょう

初心運転者講習は、免許取得後1年以内に一定の違反点数に達したときに対象になる講習です。

この制度の対象は、準中型免許、普通免許、大型二輪免許、普通二輪免許、原付免許です。本記事では、検索する人が特に多い普通免許を中心に説明します。制度の基本は、警視庁の初心運転者講習案内道路交通法(e-Gov法令検索)道路交通法施行規則(e-Gov法令検索)で確認できます。

なお、初心運転者期間の「1年」は、普通免許を受けた日から数えます。途中で免許停止処分を受けた場合は、その停止期間は初心運転者期間に含まれません。初心者マークの基本も合わせて確認したい場合は、初心者マークの義務期間と初心運転者期間の基本も参考になります。

対象になりやすいケース

1点や2点の違反を重ねて、累積3点以上になった場合は、初心運転者講習の対象になります。

誤解しやすいケース

1回だけ3点の違反では、その時点ですぐ対象とは限りません。その後さらに違反や事故で点数が加わり、合計4点以上になったときに対象です。

この「3点・4点ルール」はとても重要です。たとえば、最初に1点、次に2点で合計3点になった場合は講習対象です。一方で、最初に3点の違反をした場合は、その1回だけでは直ちに対象にならず、その後に1点以上加わって合計4点以上になったときに対象になります。富山県警や静岡県警の案内でも、この考え方が明示されています。

対象かどうかを判断する3つのチェック

  • 違反や事故でついた点数は何点か
  • 普通免許を取ってから1年以内か
  • 1回3点なのか、累積3点以上なのか、または1回4点以上なのか

ここで大切なのは、反則金や免停とは別に初心運転者制度が動くということです。警視庁でも、初心運転者講習と行政処分(免許停止)や違反者講習は別制度だと案内しています。つまり、「反則金を払ったから終わり」と自己判断しない方が安全です。

通知が来たら、まず期限と指定内容を確認してください

初心運転者講習の対象になると、公安委員会から初心運転者講習通知書が送られます。埼玉県警などの案内では、通知は配達証明郵便で送られ、受講期間は受け取った日の翌日から1か月以内とされています。まずは通知書の表面だけでなく、会場、日時、必要な持ち物、変更方法まで落ち着いて確認しましょう。

ステップ1: 通知書を受け取ったら、受領日を確認する
ステップ2: 翌日から1か月以内の受講期限を確認する
ステップ3: 会場・日時・持ち物・変更方法を確認し、期限内に受講する

「通知はいつ来るの?」と気になる方も多いのですが、初心運転者講習通知については、違反日から全国一律で何日後とまでは公式に明示されていない案内が多めです。そのため、違反から何日で届くかよりも、届いたらいつまでに受けるかを優先して確認する方が実務的です。

病気、けが、海外旅行、災害など、やむを得ない事情がある場合は、受講期間の扱いが変わることがあります。埼玉県警や大阪府警でも、そのような場合は早めに窓口へ連絡するよう案内されています。無断で放置せず、通知書に記載された連絡先に確認してください。

詳しくは、埼玉県警の初心運転者講習案内大阪府警の初心運転者講習案内でも確認できます。

初心運転者講習を受けるとどうなるのか

結論からいうと、期限内に初心運転者講習を受ければ、その時点の再試験は免除されます。

初心運転者講習は、単に「お説教を受ける場」ではありません。警察庁の2025年の資料では、講習の目的は、初心運転者の安全運転意識を高め、運転に関する技能や知識の誤りを正し、不足を補うことだとされています。内容には、講義、運転適性の確認、場内や路上での運転演習、危険予測のディスカッションなどが含まれます。

講習時間は、警察庁の資料や各県警の案内を見ると、普通車や準中型、二輪は7時間、原付は4時間が基本です。普通免許の初心者が対象になる場面では、1日がかりになると考えておくと予定を組みやすいでしょう。講習内容の考え方は、警察庁「初心運転者講習の運用について」警察庁の教材資料でも確認できます。

違反後に不安な気持ちになる方は多いですが、通知が来た段階で期限内に講習を受ければ、すぐ再試験に進むわけではありません。

一方で、講習を受けたあとなら何をしても大丈夫、という意味ではありません。講習を受けた後、残りの初心運転者期間内に再び基準に当てはまる違反や事故を起こした場合は、再試験の対象になります。この点は、警視庁や富山県警の案内でもはっきり示されています。

⚠️ 費用や会場は「通知書で確認」が基本です

講習時間の枠組みは共通でも、講習手数料の表示方法、通知手数料の扱い、会場、支払方法は都道府県で差があります。金額を全国一律で覚えるより、通知書と都道府県警の案内で最新情報を確認する方が確実です。

講習を受けなかった場合は、再試験と取消の流れに進みます

講習を受けなかった場合や、講習後に残りの初心運転者期間内でもう一度基準に当てはまると、再試験の対象になります。

初心運転者講習の通知が来たのに、やむを得ない理由なく受講しなかった場合は、初心運転者期間の経過後に再試験の対象になります。また、講習を受けたあとでも、残りの初心運転者期間内に再び基準に当てはまる違反や事故があれば、やはり再試験に進みます。

ステップ1: 講習通知が来る
ステップ2: 期限内に受講しない、または受講後に再び基準該当行為をする
ステップ3: 初心運転者期間の経過後に再試験の通知が来る
ステップ4: 通知を受け取った日の翌日から1か月以内に再試験を受ける
ステップ5: 合格すれば継続、不合格または正当な理由なく未受験なら該当免許が取消になる

再試験は、普通免許では学科試験と技能試験です。原付だけは学科試験のみですが、普通免許の読者は学科と技能の両方がある前提で理解しておくとよいでしょう。富山県警の案内では、合格基準は学科90%以上、技能70%以上です。再試験の案内は、警視庁の再試験案内千葉県警の再試験案内富山県警の初心運転者期間制度が参考になります。

警視庁では、再試験通知は免許取得後おおむね1年経過後に郵送と案内されています。さらに、千葉県警では、再試験通知書を受け取った日の翌日から1か月以内に受験する必要があると案内されています。「まだ来ていないから平気」とは考えず、条件に当てはまるかどうかで整理しておくのが安心です。

⚠️ 不合格・未受験のリスクは重いです

再試験に不合格だった場合、または正当な理由なく受験しなかった場合は、再試験に該当する免許のみ取消になります。普通免許の初心取消は、通常の違反による取消と同じ感覚で軽く見ないことが大切です。

ただし、初心運転者制度による取消は、通常の取消処分とは扱いが異なる点もあります。警視庁では、再試験で免許が取消になった方の再取得案内として、普通免許や準中型免許などでは取消日から6か月以内であれば、仮免許について学科試験・技能試験が免除されると案内しています。取消になっても「最初から何もかもやり直し」とは限らない、という点は知っておく価値があります。

見落としやすい例外と注意点も確認しておきましょう

初心運転者制度は、基準だけ見ればシンプルに見えますが、実際には見落としやすいポイントがあります。ここを知っておくと、「自分は例外なのでは?」という不安を整理しやすくなります。

上位免許を取得した場合

富山県警などの案内では、対象免許を取ったあとにその上位免許を取得した場合、再試験が免除されるケースがあるとされています。普通免許のあとに準中型免許を取得した場合などが該当しうるため、該当しそうなら通知書だけで自己判断せず、各都道府県警へ確認してください。

免許停止中は初心運転者講習を受けられない

警視庁では、免許停止処分中に初心運転者講習を受けることはできないと案内しています。しかも、停止期間は初心運転者期間に含まれません。つまり、免停が入ると、制度のスケジュールもその分ずれます。日付の数え方に自信がない場合は、通知書や免許センターの案内で確認しましょう。

違反者講習や停止処分者講習とは別制度

名前が似ているので混同しやすいのですが、初心運転者講習は、違反者講習や停止処分者講習の代わりにはなりません。警視庁でも、これらは別制度と明記しています。「別の講習を受けたから初心運転者講習は不要」とは限らないので注意してください。

違反直後に慌てないための確認順をまとめます

ここまでの内容を踏まえると、違反や事故のあとにまず確認すべきことは多くありません。大事なのは、順番を間違えないことです。感覚で「たぶん大丈夫」と判断するより、次の3点を見ていくと整理しやすくなります。

違反直後に確認することリスト

  • 違反点数は何点か。1回3点なのか、1点・2点の積み上げなのかを確認する
  • 普通免許の取得日から1年以内かどうかを確認する
  • 通知書が来ているか、来ていないなら今後届く可能性があるかを意識する

そのうえで、通知が来たら期限確認、まだ来ていないなら自己判断せず待つ、というのが基本です。免許交付日の見方や取得後の流れを整理したい方は、免許取得後の手続き全体の流れも合わせて確認しておくと、日付の考え方が分かりやすくなります。

本人が落ち込んでいて整理しにくいときは、家族が通知書、免許取得日、違反点数の3つを一緒に確認すると状況が見えやすくなります。制度を必要以上に怖がる必要はありませんが、放置だけは避けることが大切です。

よくある質問(FAQ)

1回だけ3点の違反でも、すぐ初心運転者講習の対象になりますか?

いいえ。1回だけ3点の違反では、その時点ですぐ対象になるとは限りません。その後にさらに違反や事故で点数が加わり、合計4点以上になったときに対象です。1点・2点の違反を重ねて累積3点以上になった場合は対象になります。

初心運転者講習の通知はいつ来ますか?

初心運転者講習通知については、違反日から全国一律で何日後とまでは案内されていないことが多いです。大切なのは、通知が届いたら受け取った日の翌日から1か月以内の期限を確認することです。

初心運転者講習を受けなかったらどうなりますか?

やむを得ない理由なく受講しなかった場合は、初心運転者期間の経過後に再試験の対象になります。また、講習を受けた後でも、残りの初心運転者期間内に再び基準該当行為をすると再試験に進みます。

再試験に不合格、または受けなかった場合はどうなりますか?

再試験に不合格だった場合や、正当な理由なく受験しなかった場合は、再試験に該当する免許のみ取消になります。普通免許の初心取消では、取消日から6か月以内なら仮免許の学科試験・技能試験が免除される案内もあります。

違反者講習や免停の講習を受ければ、初心運転者講習は不要ですか?

いいえ。初心運転者講習は、違反者講習や停止処分者講習とは別制度です。別の講習を受けたからといって、自動的に初心運転者講習が不要になるわけではありません。

まとめ:免許取得1年以内に違反したときの初心運転者講習

この記事では、免許取得1年以内に違反や事故で点数がついたときの流れを整理しました。

  • まず確認するのは対象条件

    1点・2点の累積で3点以上、または1回4点以上が基本です。1回だけ3点なら、その時点ですぐ対象とは限りません。

  • 通知が来たら期限確認が最優先

    講習は受け取った日の翌日から1か月以内が目安です。会場、日時、持ち物、変更方法も通知書で確認しましょう。

  • 未受講や再該当では再試験へ進む

    不合格や正当な理由のない未受験では、該当免許の取消につながります。自己判断で先延ばしにしないことが重要です。

違反直後は気持ちが落ち着かないものですが、見るべき順番が分かれば、やることは整理できます。まずは違反点数・免許取得日・通知の有無を確認してください。

「最近運転が怖くなった」「もう一度落ち着いて練習したい」という方は、運転に不安が強い人向けの練習方法も参考にしてみてください。

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