自転車の横を通過する新ルールは卒検に影響?路上教習の判断基準
- 公開日:2026/5/25
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2026年4月から、自動車が自転車の横を通るときのルールが注目されています。路上教習中や卒検前の人にとっては、「自転車がいたら追い越していいのか」「待ったら減点されるのか」が気になりやすい場面です。
- 自転車の横を通過する新ルールの基本がわかる
- 路上教習・卒検で自転車がいるときの判断基準がわかる
- 狭い道で「通過する・減速する・待つ」を判断しやすくなる
こんな方におすすめの記事です
- 路上教習で自転車の横を通る場面に不安がある人
- 卒検前に、自転車を追い越すときの注意点を確認したい人
- 免許取得後すぐの運転で、狭い道の自転車対応に迷いやすい人
本記事では、自転車の横を通過する新ルールについて、路上教習・卒検・初心者運転の視点からわかりやすく解説します。(専門知識は不要です!)
注:この記事では、読者が検索しやすい表現として「追い越す」「自転車の横を通る」という言葉も使います。ただし、警察庁資料では「自転車等の右側を通過する場合(追い越す場合を除く)」として案内されています。法律上の細かな分類よりも、ここでは教習生・初心者が路上でどう安全に判断するかを中心に整理します。
まず結論|自転車の横を通過するときは「間隔・速度・待つ判断」が大切
自転車の横を通るときに大切なのは、「早く抜くこと」ではありません。まずは自転車との間隔を確認し、十分な間隔が取れない場合は速度を落とし、危険があるなら無理に通過せず待つことが基本です。
教習中や卒検では、後ろの車に急かされているように感じることがあります。しかし、安全に通過できない状況で無理に自転車の横を通ると、側方間隔の不足、速度の出しすぎ、安全確認不足などにつながりやすくなります。
できる限り間隔を空け、少なくとも1m程度を目安にする
警察庁の概要資料では、自動車等が自転車等の右側を通過するときは、できる限り間隔を空けること、少なくとも1メートル程度の間隔を空けることが安全だと示されています。1メートル程度の間隔を確保できない場合は、時速20キロメートルから30キロメートル程度で運転することが目安とされています。
ただし、この「1メートル程度」や「20〜30km程度」は、すべての場面で機械的に当てはめる固定基準ではありません。警察庁資料でも、十分な間隔や安全な速度は、具体的な走行状況、道路状況、交通状況などによって異なるとされています。
そのため、記事や教習中の判断では「1m空ければ必ず安全」と考えるのではなく、できる限り広い間隔を取り、道路幅や対向車、自転車のふらつきに応じて速度を落とすことが大切です。
危ないと感じたら、無理に追い越さず後ろで待つ
自転車がふらついている、対向車が近い、歩行者がいる、道路幅が狭い、見通しが悪い。このような場面では、少し減速すれば通れるように見えても、安全な通過とは言い切れません。
初心者のうちは「後ろの車に迷惑をかけたくない」と考えてしまいがちですが、危険な通過をするより、安全に通れる場所まで待つほうが適切です。教習中や卒検でも、落ち着いて減速し、必要に応じて待つ判断ができることは、安全運転の大切な要素です。
卒検では「急ぐ運転」より「安全確認できる運転」が大切
警察庁の運転免許技能試験実施基準では、試験は正確な法令履行や正確な運転操作により、道路や交通の状況に応じて安全かつ円滑な走行ができるかを見るものとされています。
つまり、卒検で大切なのは、ただスムーズに進むことだけではありません。自転車の横を通る場面でも、ミラー確認、目視、合図、対向車確認、速度調整、側方間隔の確保、必要なら待つ判断まで含めて見られると考えましょう。
⚠️ 「早く抜けばよい」と考えない
自転車の横を通る場面では、後続車に急かされているように感じても、十分な間隔がないまま通過するのは危険です。迷ったときは、通過できる理由を探すより、待つべき理由がないかを先に確認しましょう。
2026年の新ルールで何が変わった?公式情報をやさしく整理
2026年4月1日施行の改正では、自動車等が自転車等の右側を通過する場合の通行方法について、新たな規定が整備されています。ここでいう自動車等には、自動車、一般原動機付自転車、トロリーバスが含まれます。自転車等には、自転車を含む軽車両と特定小型原動機付自転車が含まれます。
詳しい概要は、警察庁の自動車等が自転車等の右側を通過する場合の通行方法で確認できます。
公式には「自転車等の右側を通過する場合」のルール
検索では「自転車 追い越し ルール 2026」「自転車を追い越すとき 1m」などの表現が使われやすいです。一方、警察庁資料では「自動車等が自転車等の右側を通過する場合(追い越す場合を除く)」という表現が使われています。
この記事では、読者が検索しやすい表現として「追い越す」「自転車の横を通る」という言葉も使います。ただし、法律や公式資料上の表現とは少し違いがあるため、制度の説明では「右側を通過する場合」という表現もあわせて使います。
十分な間隔がないときは「間隔に応じた安全な速度」で進む
新しい規定では、自動車等が自転車等の右側を通過する場合に、両者の間に「十分な間隔」がないとき、自動車等は自転車等との「間隔に応じた安全な速度」で進行しなければならないとされています。
また、自転車等にも、できる限り道路の左側端に寄って通行する義務があります。つまり、自動車側だけでなく、自転車側にも側方接触事故を防ぐための行動が求められています。
ただし、自転車側に左側端へ寄る義務があるからといって、自動車側が強引に幅寄せしてよいわけではありません。運転する側は、自転車がふらつく可能性や、路面の段差、側溝、駐車車両なども見て判断する必要があります。
反則金や点数はあるが、まずは事故を防ぐためのルールとして理解する
群馬県警や宮崎県警の案内では、自動車等側の違反について、普通車の反則金7,000円、違反点数2点と案内されています。また、自転車等側の義務違反については、反則金5,000円と案内されています。
反則金や点数は気になる部分ですが、教習生や初心者ドライバーにとって大切なのは、「取締りを避けるため」だけに覚えることではありません。自転車との側方接触を防ぐために、間隔・速度・待つ判断を身につけることが目的です。
反則金や点数の案内は、群馬県警の道路交通法改正案内や、宮崎県警の側方通過規定の案内でも確認できます。
十分な間隔を取りやすい場面
対向車がなく、道路幅に余裕があり、自転車の動きも安定している場合は、ミラーと目視で安全確認をしたうえで、十分な間隔を保って通過する判断がしやすくなります。
十分な間隔を取りにくい場面
道路が狭い、対向車がいる、自転車がふらつく、歩行者が近い場合は、速度を落としても安全に通過できるかを慎重に見ます。危険なら待つ判断が必要です。
路上教習・卒検ではどう見られる?自転車がいる場面の注意点
自転車の横を通過する新ルールがあるからといって、卒検の採点項目が丸ごと新しく変わると断定するのは正確ではありません。もともと卒検では、安全確認、側方間隔、速度調整、無理な進路変更、追越し違反、安全運転義務違反などが重要な観点です。
警察庁の運転免許技能試験実施基準についてでは、試験の目的や採点基準が示されています。路上教習や卒検では、制度の細かな名称を覚えるより、実際の運転で安全に判断できることを意識しましょう。
なお、ここで参照している警察庁の技能試験実施基準は、運転免許試験などの技能確認に関する基準です。教習所の卒業検定でも安全確認や側方間隔は重要ですが、実際の指導や細かな採点運用は教習所・検定条件によって異なる場合があります。
卒検で全国一律に「何点減点」とは断定しない
卒検で自転車を追い越したら必ず減点、1m取れなければ必ず何点減点、というような断定は避けたほうが安全です。実際の検定では、道路状況、交通状況、通過時の速度、安全確認、側方間隔、対向車や歩行者への配慮などが総合的に見られます。
また、教習所や公安委員会、試験の条件によって、細かな運用や指導のされ方が異なる場合があります。卒検前に不安がある場合は、通っている教習所の指導員に「自転車がいる場面ではどう判断すればよいか」を確認しておくと安心です。
見られやすいのは安全確認・側方間隔・速度調整
技能試験の採点基準には、「安全不確認」「側方等間隔不保持」「安全間隔不保持」「追越し違反」「安全運転義務違反」などの観点が含まれています。自転車の横を通る場面では、これらに関係する運転にならないよう注意が必要です。
特に見られやすいのは、次のような行動です。
- ミラーだけで判断し、目視や周囲確認が不足している
- 自転車との横の間隔が近すぎる
- 道路や交通の状況に対して速度が速すぎる
- 対向車がいるのに無理に右へ出る
- 自転車のふらつきや進路変化を予測していない
教官・検定員に安心感を与える運転は「早く抜く」ではない
検定中は、進行をスムーズにしようとして焦ってしまうことがあります。しかし、検定員に安心感を与える運転は、早く抜く運転ではありません。周囲を見て、必要な確認をして、危険があるなら待てる運転です。
自転車の横を通る前には、次の流れを意識しましょう。
- 前方の自転車の動き、ふらつき、速度を確認する
- ルームミラー・サイドミラーで後続車を確認する
- 対向車、歩行者、駐車車両、路側帯の状況を見る
- 必要に応じて合図を出し、目視で死角を確認する
- 十分な間隔と安全な速度が確保できる場合だけ通過する
- 危険があれば、自転車の後ろで待つ
卒検全体の採点や合格の考え方は、卒検全体の採点ポイントはこちらの記事も参考になります。
狭い道で自転車を追い越す?待つ?初心者向け判断フロー

初心者がもっとも迷いやすいのは、狭い道路で前方に自転車がいる場面です。道路幅が十分でないときは、「減速すれば通れるかもしれない」と感じる一方で、「対向車が来たら危ない」「後ろの車が気になる」と不安になりやすいです。
この場面では、感覚だけで判断せず、確認する順番を決めておくと落ち着きやすくなります。
まず確認するのは「間隔」「対向車」「歩行者」「後続車」
自転車の横を通る前に、まず見るべきなのは次の4つです。
- 間隔:自転車との横の間隔を十分に取れるか
- 対向車:右側に出たとき、対向車を妨げないか
- 歩行者:歩行者や路側帯の人に近づきすぎないか
- 後続車:後ろの車の接近状況を確認できているか
後続車は大切な確認対象ですが、後続車がいるから急いで抜く、という判断にはしないでください。後ろの車がいても、前方が危険なら待つ必要があります。
1m程度が取れないときは、速度を落としても安全かを考える
1m程度の間隔が取れない場面では、時速20〜30km程度がひとつの目安とされています。ただし、速度を落とせば必ず通過してよいという意味ではありません。
たとえば、自転車がふらついている、道路左側に段差や側溝がある、対向車が続いている、歩行者が近い、カーブや坂で見通しが悪い場合は、さらに慎重な判断が必要です。速度を落としても安全な間隔を保てないなら、後ろで待つほうが安全です。
迷ったら「通過できる理由」より「待つ理由」を優先する
初心者のうちは、「いけそう」「たぶん大丈夫」と考えて通過したくなる場面があります。しかし、自転車は道路の凹凸、風、後方からの車の接近などでふらつくことがあります。
迷ったときは、次のように考えると判断しやすくなります。
危険予測の考え方を深めたい場合は、危険予測教習の考え方も確認すると、自転車以外の場面にも応用しやすくなります。
自転車の青切符と自動車側の新ルールは何が違う?
2026年の自転車関連ルールでは、「青切符」という言葉もよく出てきます。そのため、自転車の青切符と、自動車が自転車の横を通過する新ルールを混同してしまう人もいます。
どちらも自転車の安全に関係する制度ですが、見るべき立場が違います。本記事で扱っているのは、車を運転する側が自転車の横を通るときの判断です。
青切符は主に自転車利用者側の反則通告制度
自転車の青切符は、主に自転車利用者側の交通違反に対する反則通告制度です。2026年4月1日から、自転車をはじめとする軽車両にも交通反則通告制度が適用されることが案内されています。
青切符制度そのものは、自転車利用者が信号無視や一時不停止などの違反をした場合に関係する制度です。免許を持っている人が自転車で違反した場合の影響などは、別の論点になります。
詳しくは、自転車の青切符と免許への影響はこちらの記事で整理しています。
この記事で扱うのは「車を運転する側」の判断
この記事の中心は、教習生や初心者ドライバーが、自転車の横を通るときにどう判断するかです。つまり、自転車側が違反するかどうかではなく、車を運転する側が安全な間隔と速度を確保できるかを考える記事です。
路上教習や卒検では、自転車のルールを責めるように考えるのではなく、「自分の車が安全に通過できるか」「通過しないほうが安全ではないか」を落ち着いて判断することが大切です。
自転車側にも左側端に寄る義務はあるが、幅寄せしてよいわけではない
新しい規定では、自転車等にも、できる限り道路の左側端に寄って通行する義務があります。しかし、自転車が左側端に寄るべきだからといって、自動車が強引に近づいてよいわけではありません。
自転車の左側には、側溝、段差、落ち葉、駐車車両、歩行者などがある場合があります。自転車が左へ寄りきれない理由があることも想定し、無理な幅寄せや近すぎる通過は避けましょう。
初心者がやりがちな失敗と、安全に通過するための確認リスト
自転車の横を通る場面では、初心者ほど焦りやすい失敗があります。卒検前の練習では、「どうすれば減点されないか」だけでなく、「どの行動が危険に見られやすいか」を知っておくと安心です。
後続車に急かされて、十分な間隔がないまま通過する
よくある失敗は、後続車の存在に焦って、十分な間隔がないまま自転車の横を通ってしまうことです。特に片側一車線の狭い道路では、後ろに車が並ぶと「早く行かなければ」と感じやすくなります。
しかし、前方の自転車との間隔が不十分なまま通過すれば、自転車が少しふらついただけで危険な状況になります。後続車がいても、前方が安全でなければ待つ判断を優先しましょう。
ミラーだけ見て、直接目視や自転車の動きを見落とす
ミラー確認は大切ですが、ミラーだけでは死角があります。進路を少し右へ寄せる場合や、対向車線側へ膨らむ場合は、ミラーと目視を組み合わせて確認することが重要です。
また、自転車そのものの動きも見落とさないようにしましょう。ふらついている、自転車が歩行者を避けようとしている、駐車車両を避けようとしている、路面の段差を避けている。このような動きがあれば、急に進路が変わる可能性があります。
卒検前に確認したい5つのチェックリスト
自転車の横を通る前の確認リスト
- 間隔:自転車との横の距離を十分に取れるか
- 速度:道路状況に対して速すぎないか
- 対向車:右側へ出たとき、対向車を妨げないか
- 歩行者:歩行者や路側帯の人に近づきすぎないか
- 待つ判断:危険がある場合、無理に通過せず待てるか
この5つを毎回すべて完璧に言葉で考える必要はありません。ただし、卒検前の練習では、指導員に確認してもらいながら「今の場面では通過してよかったか」「待つべきだったか」を振り返ると、判断の精度が上がります。
よくある質問(FAQ)
自転車の横を通るとき、1m空けられないと必ず違反ですか?
1m程度は警察庁が示す安全上の目安です。実際には、道路状況、交通状況、自転車との位置関係などによって判断されます。1m程度が取れない場合は速度を落とし、危険があるなら無理に通過せず待つ判断が必要です。
卒検で自転車を追い越したら減点されますか?
自転車を追い越したこと自体ではなく、安全確認不足、側方間隔不足、速度が速すぎる、対向車や歩行者への配慮不足などが問題になりやすいです。全国一律に「何点減点」と断定するのではなく、教習所の指導に従って安全確認を徹底しましょう。
後続車がいても、自転車の後ろで待っていいですか?
安全に通過できない場合は、後続車がいても無理に抜かず待つ判断が大切です。後ろの車が気になる場面でも、危険な通過をするより、安全な場所まで待つほうが適切です。
自転車の青切符と、この新ルールは同じ話ですか?
関係はありますが、同じ話ではありません。青切符は主に自転車利用者側の反則通告制度の話です。本記事の中心は、自動車側が自転車の横を通過するときの間隔、速度、待つ判断です。
初心者ドライバーは何を意識すればよいですか?
早く抜くことより、間隔、速度、対向車、歩行者、自転車のふらつきを確認することを意識しましょう。少しでも危険がある場合は、無理に通過せず待つ判断を優先することが大切です。
まとめ:自転車の横を通過する新ルールと卒検での判断基準
この記事では、自転車の横を通過する新ルールを、路上教習・卒検・初心者運転の視点で解説しました。
- 少なくとも1m程度の間隔は安全上の目安:自転車の横を通るときは、できる限り間隔を空け、少なくとも1m程度を目安に考えます。
ただし、固定基準ではなく、道路状況や交通状況によって判断が変わります。
- 間隔が取れないときは速度を落とす:1m程度を確保できない場合は、20〜30km程度が目安とされています。
それでも安全に通過できない場合は、無理に通過せず待つ判断が必要です。
- 卒検では安全確認・側方間隔・速度調整が重要:自転車を追い越したかどうかだけでなく、周囲を見て安全に判断できているかが大切です。
全国一律の減点点数として断定せず、通っている教習所の指導も確認しましょう。
- 青切符と自動車側の新ルールは分けて考える:青切符は主に自転車利用者側の制度で、本記事の中心は車を運転する側の通過判断です。
自転車側にも左側端へ寄る義務はありますが、自動車側が強引に通過してよいわけではありません。
- 初心者は「抜けるか」より「安全に通過できるか」で判断する:後続車に急かされても、危険がある場面では待つ判断を優先しましょう。
卒検前の練習では、自転車がいる場面での間隔、速度、確認、待機を意識しておくと安心です。
自転車の横を通る場面では、焦らず、間隔・速度・周囲の状況を順番に確認することが大切です。迷ったときは、無理に通過するより、安全に待てる運転を選びましょう。

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