高齢者の免許更新は2026年にどう変わる?認知機能検査と運転技能検査を解説
- 公開日:2026/3/7
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「2026年から高齢者の免許更新が変わるらしい」と聞いて、不安を感じている方は少なくありません。とくに75歳以上では、認知機能検査や運転技能検査の言葉だけが先行し、「自分は何を受けるのか」「落ちたらどうなるのか」がわかりにくくなりがちです。
- 2026年時点で確認できる高齢者の免許更新制度の全体像
- 認知機能検査・運転技能検査・高齢者講習の違いと対象者
- 検査前の準備方法と、免許返納を考えるときの判断材料
こんな方におすすめの記事です
- 70歳以上で、次回の免許更新に何が必要か知りたい方
- 75歳以上の家族がいて、検査や講習の流れを整理したい方
- 認知機能検査や運転技能検査に不安があり、事前に準備しておきたい方
本記事では、高齢者の免許更新 2026・認知機能検査・運転技能検査の最新制度と準備方法をわかりやすく解説します。(専門知識は不要です!)
注:2026年3月時点で公的に確認できる制度情報に基づいています。現時点で新たな大幅改正が確認できるというより、2022年改正後の制度が2026年時点でどう運用されているかを整理する記事です。
2026年時点で高齢者の免許更新制度はどうなっている?
2026年時点の高齢者の免許更新制度は、70歳以上は高齢者講習、75歳以上は認知機能検査、さらに一定の違反歴がある75歳以上は運転技能検査が必要、という形で理解すると整理しやすくなります。
まず押さえたいのは、2026年時点の高齢者の免許更新制度の基本骨格は、2022年5月13日に施行された改正道路交通法を前提に動いているという点です。制度全体の整理は、警察庁の高齢運転者対策の概要で確認できます。
制度の趣旨は、高齢者を一律に危険とみなすことではありません。年齢に応じて、判断力や記憶力、実際の運転動作を確認し、安全に運転を続けられるかを確かめる仕組みです。
70〜74歳
更新時に高齢者講習が必要です。認知機能検査や運転技能検査は原則として対象外です。
75歳以上
認知機能検査が必要です。さらに、一定の違反歴がある場合は運転技能検査も必要になります。
検索では「2026年5月から一体化」「検査が一本化される」といった言い回しも見られますが、2026年3月時点で一次情報として確認しやすいのは、認知機能検査・高齢者講習・運転技能検査(該当者のみ)の順番が固定されていないことや、一定の場合は認知機能検査の受検義務が免除されることです。こうした運用の考え方は、警視庁の75歳以上向け案内で確認できます。
そのため、現時点では「完全に一体化された」と断定するより、「必要な確認手続きの受け方が整理されている」と理解した方が安全です。
免許制度における年齢という切り口を広く知りたい場合は、免許に関する年齢制限の基本もあわせて確認すると全体像がつかみやすくなります。
75歳以上は何を受ける?認知機能検査・運転技能検査・高齢者講習の違い
75歳以上の更新では、似た言葉が並ぶため混同しやすいのですが、3つは役割が異なります。ここを整理すると不安がかなり減ります。
💡 3つの確認は「健康診断の項目が分かれている」ようなもの
高齢者の免許更新で行われる確認は、ひとつの試験で全部を判定するというより、健康診断で「問診」「血液検査」「運動機能の確認」が分かれているのに近いイメージです。認知機能検査は記憶力や見当識、運転技能検査は実際の運転動作、高齢者講習は安全運転のための学び直しという位置づけです。
70〜74歳と75歳以上で必要な手続きはこう違う
70〜74歳は高齢者講習を受けて更新します。一方、75歳以上は認知機能検査が追加され、さらに過去3年間に一定の違反歴がある場合は運転技能検査も必要です。対象となる違反行為の考え方は、警察庁の改正道路交通法案内で確認できます。
認知機能検査の対象者・内容・受検タイミング
認知機能検査は、更新期間満了日の年齢が75歳以上のドライバーが対象です。検査は更新期間満了日の6か月前から受けられ、対象者には事前に通知が届きます。検査内容は、手がかり再生と時間の見当識など、判断力や記憶力の状態を確認する簡易なものです。対象者や検査内容の詳細は、警察庁の認知機能検査案内で確認できます。
運転技能検査の対象者・違反歴・高齢者講習との関係
運転技能検査は、75歳以上のすべての人が受けるわけではありません。過去3年間に一定の違反歴がある方が対象です。ここは誤解が多いポイントです。
また、運転技能検査は高齢者講習そのものではありません。運転技能検査は更新可否に関わる確認、高齢者講習の実車指導は安全指導という役割の違いがあります。つまり、同じ「車に乗る」場面があっても、見ている目的が異なります。
運転適性検査という言葉と混同しやすいですが、教習所入校時などに受ける適性検査とは別物です。違いを整理したい方は、運転適性検査との違いはこちらも参考にしてください。
⚠️ 「75歳以上=全員が運転技能検査」ではありません
運転技能検査は、一定の違反歴がある75歳以上が対象です。認知機能検査と同じく全員必須だと誤解しやすいため、通知内容を必ず確認してください。
検査に落ちたらどうなる?免許更新への影響
「落ちたらその場で免許がなくなるのでは」と心配する方は多いですが、制度上の流れを正確に知ることが大切です。認知機能検査と運転技能検査では扱いが異なります。
認知機能検査で「認知症のおそれあり」と判定された場合
認知機能検査の結果で認知症のおそれがあるとされた場合は、医師の診断を受ける流れになります。そして、医師の診断の結果、認知症と診断された場合に免許の取消し等の対象となり得ます。つまり、検査結果だけで即取消しになるわけではありません。
運転技能検査に不合格だった場合は更新まで再受検できる
運転技能検査は、一定の基準に達しないと更新できません。ただし、更新期限まで再受検できる案内があります。大切なのは、通知が届いたら先延ばしにせず、早めに日程を確保することです。
東京都内では、検査や講習の実施場所と予約状況を確認できます。居住地によって運用や予約先は異なるため、予約の考え方をつかんだうえで、お住まいの都道府県警察・運転免許センターの案内を確認してください。参考として、警視庁の高齢者講習・検査の予約状況一覧があります。
誤解しやすいポイント
不安が強いと、「検査に自信がないならすぐ返納した方がいいのでは」と考えがちです。ただ、制度上は更新のための確認と、生活全体を踏まえた返納判断は別問題です。検査への不安があるからといって、直ちに返納が唯一の選択肢になるわけではありません。
一方で、医師の診断や日常の運転状況から継続が難しいと判断される場合もあります。大切なのは、制度の流れを知ったうえで、本人と家族が落ち着いて判断することです。
認知機能検査と運転技能検査に向けて何を準備すべき?
高齢運転者向けの確認制度は、安全運転のための仕組みです。焦って受けるより、事前に準備しておく方が不安を減らせます。
更新前に確認したい準備チェックリスト
- 警察から届いた通知の内容と更新期限を確認する
- 認知機能検査・高齢者講習・運転技能検査の予約先を調べる
- 体調、服薬状況、眼鏡や補聴器の使用状況を見直す
認知機能検査の前にやっておきたい準備
まず重要なのは、通知が届いたらそのまま保管せず、更新期限と受検可能期間を確認することです。認知機能検査は更新満了日の6か月前から受けられるため、早めに予定を立てると安心です。
前日は睡眠をしっかり取り、当日は眼鏡や補聴器が必要な方は忘れずに持参してください。認知機能検査は高度な学力試験ではなく、当日の体調や緊張の影響を受けやすい面もあります。無理のない状態で受けることが大切です。
運転技能検査の前に見直したい運転習慣
運転技能検査では、派手な運転技術よりも、基本動作を安定してできるかが重視されます。たとえば、一時停止でしっかり止まる、交差点や進路変更で目視確認をする、速度を出し過ぎないといった基本です。
普段の運転で「慣れているから大丈夫」と流している動作ほど、検査では差が出やすくなります。違反歴がある場合に対象者が絞られる仕組みから見ても、日常の安全確認の質を見直す視点は重要です。
運転にブランクや不安があるなら再練習も選択肢
久しぶりの運転で自信がない方や、最近ヒヤリとする場面が増えた方は、更新のためだけでなく安全確認のために再練習を考えるのもひとつの方法です。とくに家族が不安を感じている場合は、第三者の指導を受けると冷静に現状を見直しやすくなります。
再練習の内容を知りたい方は、ペーパードライバー講習の内容も確認すると、どのような練習ができるのかイメージしやすくなります。
家族はどう支える?不安があるときの見極め方
高齢者本人だけでなく、家族にとっても免許更新は悩ましいテーマです。大切なのは、感情だけで「危ないからやめて」と伝えるのではなく、具体的な変化を共有することです。
家族がまず確認したい「運転の変化」
たとえば、以前より標識や信号の見落としが増えた、車庫入れで何度も切り返すようになった、右左折の確認が浅くなった、同じ場所でヒヤリとする場面が増えた、といった変化は判断材料になります。
ここで重要なのは、「高齢だから」という理由だけで決めつけないことです。年齢だけでなく、普段の運転行動、体調、通院状況、生活圏の道路事情をあわせて見る必要があります。
更新前に一緒にできる準備
家族ができる実務的な支援としては、通知の確認、予約の手伝い、会場までの移動手段の確認、当日の持ち物のチェックなどがあります。こうした準備を一緒に進めるだけでも、本人の不安はかなり軽くなります。
持病や服薬がある場合は、診察時に運転について相談しておくのも有効です。認知機能や判断力に関わる症状があるときは、自己判断ではなく医療機関の意見も参考にしてください。
運転を続けるか迷うときの話し合い方
家族が「返納してほしい」と考えていても、本人にとって車は生活の足であり、自立の象徴でもあります。だからこそ、最初から結論を押しつけると対立しやすくなります。
話し合うときは、「危ないからやめて」ではなく、「最近こういう場面が増えて心配している」「更新の流れを一緒に整理しよう」と、事実ベースで共有する方が前向きに進みやすくなります。検査の結果、日常の運転状況、代替交通手段を並べて考えることが大切です。
免許返納を検討する基準と返納後の支援
免許返納は、できなくなったことの象徴ではなく、これからの生活を安全に続けるための選択肢でもあります。必要以上に怖がる必要はありませんが、判断の目安は持っておきたいところです。
返納を前向きに検討しやすい判断基準
判断材料としては、検査結果だけでなく、運転中のヒヤリハット、通院や買い物の代替手段の有無、家族の送迎支援が現実的かどうかなど、生活全体を見ることが大切です。更新できるかどうかと、安全に運転を続けられるかどうかは、重なる部分もありますが同じではありません。
自主返納の流れと運転経歴証明書
自主返納の対象や運転経歴証明書の手続きは、警察庁の自主返納案内で確認できます。加齢に伴う身体機能の低下を自覚するなどした高齢運転者は、自主返納が可能です。また、返納後または失効後5年以内であれば、運転経歴証明書の交付申請ができます。これは本人確認書類として使える場面があります。
返納後の特典・自治体支援はどう探す?
返納後の特典や支援は全国一律ではありません。自治体や事業者によって、バス・タクシーの割引、買い物支援、見守りサービスなど内容が異なります。利用を考える場合は、お住まいの自治体、都道府県警察、地域包括支援センターなどで最新情報を確認するのが確実です。
地域差が大きいため、「自分の地域で何が使えるか」を個別に確認することが必要です。
⚠️ 返納特典は全国共通ではありません
「返納すれば必ず同じ支援が受けられる」とは限りません。利用条件や対象年齢、申請先は地域ごとに違うため、自治体や警察の最新案内を確認してください。
よくある質問(FAQ)
75歳以上なら全員が運転技能検査を受けるのですか?
いいえ。運転技能検査は、一定の違反歴がある75歳以上が対象です。75歳以上の全員に必要なのは認知機能検査であり、運転技能検査は該当者のみです。
認知機能検査で不安な結果が出たら、すぐ免許取消しになりますか?
すぐに免許取消しになるわけではありません。警察庁の案内では、認知症のおそれがあると判定された場合、医師の診断など所定の手続きを経て判断されます。
運転技能検査に落ちたら、もう更新できませんか?
更新期限まで再受検できる案内があります。ただし、期限を過ぎると手続きが難しくなるため、通知が届いたら早めに予約することが大切です。
自主返納したあと、身分証明書はどうすればいいですか?
返納後または失効後5年以内であれば、運転経歴証明書を申請できます。本人確認書類として使える場面があるため、必要に応じて手続きを検討してください。
返納後の特典は全国どこでも同じですか?
同じではありません。自治体や事業者ごとに支援内容が異なるため、お住まいの地域の最新情報を確認する必要があります。
まとめ:高齢者の免許更新 2026
この記事では、高齢者の免許更新制度について解説しました。
- 2026年時点の制度整理が第一歩:70歳以上は高齢者講習、75歳以上は認知機能検査、一定の違反歴がある75歳以上は運転技能検査が加わる仕組みです。
「2026年から何か大きく変わるらしい」と曖昧に捉えるより、まずは公的に確認できる制度を基準に理解することが大切です。
- 検査の役割はそれぞれ違う:認知機能検査は判断力や記憶力、運転技能検査は実際の運転動作、高齢者講習は安全運転の学び直しという位置づけです。
似た言葉でも目的が異なるため、通知内容を見て自分に必要な手続きを確認しましょう。
- 不安があるなら早めの準備と家族の支えが有効:通知確認、予約、体調管理、必要に応じた再練習が、不安の軽減につながります。
返納も含めて、本人の尊厳と生活実態をふまえながら冷静に選ぶことが大切です。
必要以上に恐れるのではなく、制度を理解して準備を進めることが、安心して次の判断をする近道になります。
あわせて、運転適性検査との違いやペーパードライバー講習も確認すると、更新手続きと運転不安の両方を整理しやすくなります。

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